CRCグループTOP > シー・アール・シー > よくある検査のご質問 > | ![]() |
質問 QuantiFERON TB ゴールドプラスは従来法とどう違うのですか? |
|||||||||||||||||||||
QuantiFERON TBゴールドプラス(以下QFT-Plus)は、結核菌に感染しているかどうかを血液で調べる検査です。インターフェロンγ遊離試験(IGRA)と呼ばれ、T-SPOT.TBと並び、ツベルクリン反応検査に代わる検査法で、BCGワクチン接種の影響を受けません。 QFT-Plusは、クォンティフェロンTBゴールド(以下QFTゴールド)の次世代検査です。QFTゴールドとの主な違いは以下の通り。 1.採血から検査までの検体保存時間が延長 ヘパリンリチウム管1本に採血した場合、冷蔵(2〜8℃)で32時間までだった保存時間が48時間まで延長されました。また、採血から冷蔵するまで3時間の室温保存が可能となり、検体管理における柔軟性が向上しています。 2.判定結果から「判定保留」がなくなる QFT-Plusでは、QFTゴールドに設定されていた「判定保留」がなくなり、「陰性」「陽性」「判定不可」での判定となります。 3.新たにCD8+T細胞免疫応答をプラス QFT-Plusは、従来のCD4+T細胞のシグナルに加え、新たにCD8+T細胞のシグナルを利用することで、より高感度に結核感染の診断ができるとされています。また、QFTゴールドでは困難とされていた免疫機能の低下した被検者における有用性が期待されており、HIVと結核の重感染、自己免疫疾患患者、小児および高齢者において、感度がQFTゴールドより向上していることが、さまざまな免疫学的な基礎研究により示されています。
|
|||||||||||||||||||||