14-21
検査内容変更のお知らせ

 さて、このたび、下記項目につきまして検査内容を変更させていただきますので、ご案内申し上げます。



■変更内容一覧
平成26年9月30日(火)受付分より
コード 項目名称 変更箇所 備考
545 クロルプロマジン 検体量
検査方法
所要日数
血清1.0 mL
LC-MS/MS
5〜7日
血清2.5 mL
GC-MS
7〜13日
※1
384 TSH刺激性レセプター抗体
(TSAb)(甲状腺刺激抗体)
検体量
検査方法
基準値
血清0.5 mL
EIA
120以下 %
血清1.2 mL
RIA(二抗体法)
180未満 %
※2
2612 TARC 項目名称
検査方法
報告下限値
TARC
CLEIA
100未満 pg/mL
ヒトTARC定量
EIA
125未満 pg/mL
※3・4
484 抗RNP抗体(抗U1−RNP抗体) 報告上限値 550以上 U/mL 300以上 U/mL ※5


平成26年10月1日(水)受付分より
コード 項目名称 変更箇所 備考
574
CK-MB(CPK-MB) 検査方法
基準値
報告下限値
FEIA
3.7以下 ng/mL
0.5以下
ECLIA
5.0以下 ng/mL
0.3以下
※6
740 ヒト絨毛性ゴナドトロピン定量
(HCG定量)【血清】
検査方法
基準値
FEIA
下表参照
ECLIA
下表参照
※6
325 ヒト絨毛性ゴナドトロピン定量
(HCG定量)【尿】
検査方法
基準値
FEIA
下表参照
ECLIA
下表参照
※6
860 ミオグロビン【血清】 検査方法
基準値

報告下限値
FEIA
73以下 ng/mL

2以下
ECLIA
M:28〜72 ng/mL
F:25〜58 ng/mL
21以下
※6
345 SCC抗原
(扁平上皮癌関連抗原)
所要日数 2〜3日 1日  
513 尿沈渣 報告形式 下表参照 下表参照 ※7
※1 LC-MS/MS法の採用 ※2 現行試薬の販売中止 ※3 検査委託先名称に準拠 ※4 高精度試薬の採用
※5 測定試薬のバージョンアップ ※6 測定試薬の変更 ※7 「尿沈渣検査法2010」(JCCLS GP1-P4)に準ずる




■ヒト絨毛性ゴナドトロピン定量(HCG定量)の基準値

【血清(mIU/mL)】
 
妊娠週 基準値 妊娠週 基準値
男性 - 5未満 - 5以下
女性 非妊婦 - 5未満 - 5以下
妊婦 - - 1W 0〜50
- - 2W 20〜500
- - 3W 500〜5000

4W 〜7W

612〜187000 4W 3000〜19000

8W〜11W

17700〜315000 8W 14000〜169000

12W〜20W

5400〜169000 12W 16000〜160000

21W〜40W

3440〜69700 24W 2500〜82000
- - 36W 2400〜50000

【尿(IU/L)】
 
妊娠週 基準値 妊娠週 基準値
男性 - 5未満 - 5以下
女性 非妊婦 - 5未満 - 5以下
妊婦 4W〜7W 1210〜475000 〜6W 1100〜62600
8W〜11W 21900〜709000 7W〜10W 1800〜191000
12W〜20W 2890〜193000 11W〜20W 3100〜125000
21W〜40W 1680〜74300 21W〜40W 1400〜29400


■尿沈渣の報告形式

成分名

備考

赤血球数
白血球数
扁平上皮
1未満/HPF
1〜4/HPF


5〜9/HPF

10〜19/HPF
20〜29/HPF
30〜39/HPF
40〜49/HPF
50〜99/HPF
100≦/HPF
0〜1/毎視野
1〜2/毎視野
2〜3/毎視野
3〜5/毎視野
5〜7/毎視野
7〜10/毎視野
10〜20/毎視野
20〜30/毎視野
30〜40/毎視野
40〜50/毎視野
多数/毎視野
無数/毎視野
 
硝子円柱 (1+)〜(5+) /毎視野
/数視野
/全視野
 
顆粒円柱  
ロウ様円柱  
赤血球円柱  
白血球円柱  
脂肪円柱  
上皮円柱  
空胞変性円柱 - 成分の追加

尿路上皮細胞
※旧名称:移行上皮

/HPF
/WF

/毎視野
/数視野
/全視野

成分名称の変更

尿細管上皮

 

円柱上皮細胞

-

成分の追加

有尾細胞

-

-

成分の削除




■新旧二法の相関


(委託先検討データ)

(委託先検討データ)



(委託先検討データ)

(委託先検討データ)

(委託先検討データ)
<他法との一致率>
  DID
(+) (−)
旧法 (+) 22 0
(−) 6 39
N=67  一致率 91.0%
 
  DID
(+) (−)
新法 (+) 27 1
(−) 1 38
N=67  一致率 97.0%
 
混合性結合組織病の診断基準でゴールドスタンダードとされる二十免疫拡散法(DID)との一致率が向上しました。

 

(委託先検討データ)

(社内検討データ)


(社内検討データ)

(社内検討データ)

(社内検討データ)
 


■参考文献

  TSH刺激性レセプター抗体(TSAb) 上條桂一,他:医学と薬学,71(5),903〜911,2014.