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新規受託項目のお知らせ


 さて、弊社では皆様のご要望にお応えし、また医療の進歩に寄与すべく絶えず検査領域の拡大に努めておりますが、このたび、下記項目の検査受託を開始することになりましたので、ご案内申し上げます。



■新規受託項目
  [413] 結核菌群LAMP(結核菌群核酸同定検査)
■受託開始日
  平成23年12月1日(木)受付分より
■検査要項
項目コード 413
検査項目名 結核菌群LAMP(結核菌群核酸同定検査)
材料 喀痰検体
容器・保存 専用容器※1 ・ 冷蔵
検査方法 LAMP法※2
基準値 (−)
実施料 410点
判断料 微生物学的検査判断料 150点
所要日数 1〜2日
備考 現行の結核菌PCR(結核菌群核酸同定)も従来通り受託いたします。
※1 詳細につきましては、弊社担当営業までお問い合わせください。
※2 LAMP(Loop-Mediated Isothermal Amplification)法

■ LAMP 法の測定原理
 

 LAMP法とは、Loop- Mediated Isothermal Amplification の略で、核酸増幅法の1つです。
 6領域を認識する4種類のプライマーと鎖置換型DNA型ポリメラーゼを利用して、ターゲットDNAを増幅、反応副産物のピロリン酸マグネシウム(白色沈殿)の濁度をリアルタイムに測定することで、検体中の目的の微生物DNAの有無を検出します。

■ LAMP 法の特徴
1. 迅速な検査報告が可能
  集菌操作が不要で、生喀痰から直接検査することができるため、受託当日に検査開始することが可能です。
2. PCR法との良好な相関
  現行のPCR法と良好な相関を示すとともに、ほぼ同等な検出感度が得られます。

■ PCR法との相関
結核菌群 PCR
(+) (−)
LAMP (+) 196 7 203
(−) 20 95 115
216 102 318
(メーカーデータより)
陽性一致率:90.7%
全体一致率:91.5%