11-30
検査内容変更のお知らせ

 さて、このたび、下記項目につきまして検査内容を変更させていただきますので、ご案内申し上げます。



■変更内容一覧

平成23年9月30日(金)受付分より

コード 検査項目 変更箇所 備考
2560 HIV-1RNA 定量(TaqMan) 材料

基準値


測定範囲
EDTA-2K 血漿
(血清は検査不可)
定量結果:20 コピー/mL 未満
        (定量下限)
増幅反応シグナル:検出せず
20〜10000000 コピー/mL
EDTA-2K 血漿

定量結果:40 コピー/mL 未満
        (定量下限)
増幅反応シグナル:検出せず
40〜10000000 コピー/mL
※1
696 ヘリコバクター・ピロリIgG抗体 報告上限値

所要日数
100 U/mL 以上
(希釈再検不可)
3〜5日
300 U/mL 以上

4〜6日
※1
886 抗アセチルコリンレセプター結合抗体 所要日数 4〜7日 6〜9日 ※2

平成23年10月1日(土)受付分より

コード 検査項目 変更箇所 備考
691 CEA 項目名称
検査方法
CEA
CLEIA
CEA 精密
CLIA
※3
567 CA19-9 検査方法 CLEIA CLIA ※3
589 CA15-3 検査方法
基準値
CLEIA
25.0 U/mL 以下
CLIA
31.0 U/mL 以下
※3
※4
826 シフラ(CYFRA) 検査方法
所要日数
CLEIA
1日
ECLIA
2〜3日
※2
845 PIVKA II 項目名称
検査方法
所要日数
PIVKA II
CLEIA
1日
PIVKA II精密
ECLIA
1〜2日
※2
342 KL-6 検査方法
所要日数
CLEIA
1日
ECLIA
2〜3日
※2
2132 抗CCP抗体 検査方法
所要日数
報告上限
CLIA
2〜3日
1200.0 U/mL 以上
EIA
3〜5日
300.0 U/mL 以上
※2
※3
639 TSHレセプター抗体III 項目名称
検査方法
基準値


所要日数
TSH レセプター抗体III
ECLIA
1.0 IU/L 未満
 *バセドウ病診断のための
  カットオフ値 2.0 未満
2〜3日
TSH レセプター抗体定量
EIA
1.0 IU/L 未満


3〜4日
※2
※3
610 サイログロブリン 所要日数 2〜3日 3〜5日 ※2
733 HDLコレステロール 測定試薬 メタボリード HDL-C
(協和メデックス)
デタミナーL HDL-C
(協和メデックス)
※5

 ※1 現行試薬の販売中止 ※4 基準値の見直し
 ※2 所要日数の短縮 ※5 同一メーカーの改良試薬へ変更
 ※3 高性能試薬の採用


■新旧二法の相関

HIV-1RNA定量(TaqMan)
ヘリコバクター・ピロリIgG抗体
(社内検討データ)


(社内検討データ)


CEA
CA19-9
(社内検討データ)


(社内検討データ)


CA15-3
シフラ
(社内検討データ)


(社内検討データ)


PIVKA−II
KL-6
(社内検討データ)


(社内検討データ)


抗CCP抗体
  旧法 合計
陰性 陽性
新法 陰性 82 0 82
陽性 2 16 18
合計 84 16 100
(社内検討データ)
陰性一致率: 97.6%
陽性一致率: 100%
判定一致率: 98.0%


TSHレセプター抗体
 
  旧法 合計
陰性 陽性
新法 陰性 24 1 25
陽性 3 22 25
合計 27 23 50
(社内検討データ)
陰性一致率: 88.9%
陽性一致率: 95.7%
判定一致率: 92.0%
(社内検討データ)


HDL-コレステロール
(社内検討データ)




■健常者ヒストグラム
CA15-3



健常者基準値 25.0U/mL 以下
(メーカー資料より)


■参考文献

HIV1-RNA定量(TaqMan)・・・・・・・・・・・・・・・・・ 福武勝幸、他:医療と検査機器・試薬 34(2)、189-195、2011.
CEA・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 鈴木尚子、他:医学と薬学 56(6)、897-907、2006.
CA19-9・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

同上

CA15-3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 黒田雅顕:医療と検査機器・試薬 29(6)、589-596、2006.
シフラ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 黒田雅顕:医療と検査機器・試薬 29(6)、597-602、2006.
  TSHレセプター抗体III・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 吉村弘、他:医学と薬学 59(6)、1111-1120、2008.