11-10
検査内容変更のお知らせ

 さて、このたび、下記項目につきまして検査内容を変更させていただきますので、ご案内申し上げます。



■変更内容一覧

平成23年3月31日(木)受付分より

コード 検査項目 変更箇所 備考
429 前立腺酸性フォスファターゼ(PAP) 検査方法
所要日数
報告下限値
CLEIA
3〜6日
0.1ng/mL未満
RIA(二抗体法)
4〜5日
0.5ng/mL未満
※1
435 NCC-ST-439 基準値


保存方法
検体の安定性
M:4.5U/mL未満
F(49歳以下):7.0U/mL未満
F(50歳以上):4.5U/mL未満
冷蔵
2週
7.0U/mL以下


凍結
2ヵ月
※2
438 塩基性フェトプロテイン
(BFP)[血清]
基準値
保存方法
検体の安定性
75ng/mL未満
冷蔵
4週
75ng/mL以下
凍結
2ヵ月
2644 TRACP-5b 基準値
 
F(YAM):120〜420mU/dL
(報告書コメントも削除)
F:120〜420mU/dL(閉経前) ※3
198 IgD 検査方法
基準値
LA法
12.6mg/dL以下
ネフェロメトリー法
11.5mg/dL以下
※1
2132 抗CCP抗体 報告上限値
報告下限値
300U/mL以上
1.0U/mL未満
100U/mL以上
0.6U/mL未満
291 トロンビン・アンチトロンビンIII
複合体(TAT)
検査方法
基準値
報告上限値
報告下限値
CLEIA
3.0ng/mL未満
120.1ng/mL以上
1.0ng/mL未満
EIA
3.2ng/mL以下
1001ng/mL以上
2.0ng/mL未満
※4
579 BCA225 保存方法
検体の安定性
冷蔵
3週
凍結
2ヵ月
※5
2042 CA602 保存方法
検体の安定性
冷蔵
4週
凍結
2043 CA54/61 保存方法
検体の安定性
冷蔵
3週
凍結
909 17-KGS 備考 蓄尿時は冷暗所に保管して下さい(保存剤による影響はありません)。 トルエン1〜2mLを加え、冷所に蓄尿し、よく混和し所定量をご提出下さい。
2027 17-KGS分画
2028 17-KS分画(3分画)
2029 17-KS分画(7分画)
2030 ステロイド10分画
2032 プレグナンジオール(P2)
2033 プレグナントリオール(P3)
  乱用薬物スクリーニング 報告成分 6-アセチルモルヒネ(追加) ジヒドロコデイン(削除) ※6
  アヘン系麻薬検査 報告成分 6-アセチルモルヒネ(追加) ジヒドロコデイン(削除)
  薬物スクリーニング 報告成分 6-アセチルモルヒネ(追加)  

 ※1 現行試薬の販売中止 ※4 高性能試薬への変更
 ※2 基準値表記の適正化(試薬添付文書に準拠)、保存条件の見直し ※5 保存条件の見直し
 ※3 試薬添付文書に準拠し、「閉経前」削除 ※6 報告成分見直し




平成23年4月1日(金)受付分より

コード 検査項目 変更箇所 備考
288 ペプシノゲン 検査方法 CLEIA CLIA ※1
804 フェリチン 検査方法
基準値
 
LA
M:30.0〜310.0
F:5.0〜120.0
CLIA
M:9.0〜275.0
F:4.0〜87.0
※1
※2
813 リチウム 単位 mmol/L mEq/L ※3
890 ハロペリドール 所要日数 2〜3日 1日  
973 ブロムペリドール
575 HTLV-1抗体 項目名称
検査方法
検体量
基準値
単位
所要日数
HTLV-1抗体
CLEIA
0.5mL
1.0未満(−)
C・I
1日
HTLV-1抗体(凝集)
PA
0.2mL
(−)

2日
※1
576 HTLV-1抗体精密 項目名称
報告上限
所要日数
HTLV-1抗体精密
10.0以上
1日
HTLV-1抗体(EIA)
45.0以上
4〜7日
767 尿中アルブミン
(クレアチニン補正値)
基準値
所要日数
30.0未満
1日
15.9以下
2日
※2
2120 尿中アルブミン・蓄尿 基準値
所要日数
30.0未満
1日
22.0以下
2日
754 β2マイクログロブリン 所要日数 1日 2〜3日  
697 C3 所要日数 2〜3日 1日  
698 C4
195 IgG
196 IgA
197 IgM
175 インスリン 検査方法 CLEIA ECLIA  
383 BNP 報告上限 5000.0以上 4000.0以上 ※1
654 血清マグネシウム 報告形式 小数第一位 小数第二位 ※4

 ※1 高精度試薬の採用 ※3 添付文書に準拠、mEq/L=mmol/L
 ※2 基準値の見直し ※4 報告桁数の見直し


■健常者ヒストグラム

トロンビン・アンチトロンビンIII複合体(TAT)




フェリチン:男性




フェリチン:女性




■新旧二法の相関

前立腺酸性フォスファターゼ
IgD
(社内検討データ)


(社内検討データ)


抗CCP抗体
トロンビン・アンチトロンビンIII複合体(TAT)
(社内検討データ)


(社内検討データ)


ペプシノゲン PGI


ペプシノゲン I/II比


胃粘膜萎縮度の判定基準
  旧法 合計
陰性 陽性 中等度
陽性
強陽性
新法 陰性 58   1   59
陽性 1 11     12
中等度陽性 4 1 6   11
強陽性       6 6
合計 63 12 7 6 88

判定一致率: 92.0%
陰性一致率: 92.1%
陽性一致率: 96.0%



フェリチン




 
HTLV-1抗体
  旧法 合計
(−) (+)
新法 (−) 50 0 50
(+) 0 50 50
合計 50 50 100

判定一致率: 100.0%
陰性一致率: 100.0%
陽性一致率: 100.0%


HTLV-1抗体精密
  旧法 合計
(−) (+)
新法 (−) 50 0 50
(+) 0 50 50
合計 50 50 100

判定一致率: 100.0%
陰性一致率: 100.0%
陽性一致率: 100.0%





インスリン






■参考文献

トロンビン・アンチトロンビンIII複合体(TAT)・・・・・・ 木村真波、他:機器・試薬 33(4)、525〜533、2010
ペプシノゲン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 三木一正、他:医学と薬学 56(6)、889-896、2006
フェリチン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 加藤淳二:臨床医 19 増刊号、1019-1020、1993
インスリン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 唐澤美佳、他:医療と検査機器・試薬 29(5)、479-484、2006
尿中アルブミン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 猪股茂樹、他:糖尿病 48(10)、757-759、2005
  BNP・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 伊藤洋子、他:医学と薬学 64(6)、931-939、2010