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「クロストリジウム・ディフィシル抗原」検体提出に係るお願い

 さて、「クロストリジウム・ディフィシル抗原」は、糞便を材料としてクロストリジウム・ディフィシル菌由来毒素を検出するものですが、検体ご提出時の状態不良により、検査実施が困難となる例がございます。
 つきましては、検体の取り扱いに関して、改めてご案内させていただきますので、ご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

■対象項目
 [352]クロストリジウム・ディフィシル抗原(CDトキシン)
■適正な検体の取り扱いについて
1. 検体の必要量
 糞便1gをご提出ください(半固形・固形状便の場合は小指頭大、液状便の場合は1mLが目安です)。検査には最低量0.4gの検体を必要とします。これに満たない場合、試薬が保証する検出感度を確保できないため、検査を実施することが困難になります。本検査の結果は定性判定であるため、検出感度の保証が大変重要であることをご了解ください。
2. 提出容器
 提出容器は、添加物を含まないプレーンの採便容器(容器番号20:総合検査案内をご参照ください)をご使用ください。
洗浄剤、保存剤、培地を含む容器は検査結果に影響を及ぼすことがあるため、避けてください。
3. その他
   高度な脂肪や粘液、血液を含む検体は検査結果に影響を及ぼすことがあるため、避けてください。