| ■検査依頼書 |
| ◆ |
依頼書へは必ず黒のボールペンでご記入下さい。 |
| ◆ |
患者名はカタカナでご記入下さい。 |
| ◆ |
依頼書には、貴院名、患者名のほか検査材料、性別、生年月日または年齢、診療科、入院・外来、病棟名、カルテNo、提出医名、採取年月日、採取時間等をご記入下さい。 |
| ◆ |
ご依頼の検査項目は該当箇所にご指示下さい。 |
| ◆ |
依頼書に記載されていない項目をご依頼の場合には、臨床所見等の記載欄に、ご依頼項目名をご記入下さい。 |
| ◆ |
臨床診断・所見・経過等をご記入下さい。 |
| ◆ |
検査をご依頼される場合は、依頼書に付いているラベルに患者名、年齢、性別、採取日等をご記入の上、検体容器にお貼り下さい。 |
| ◆ |
ラベルは依頼書と対になっておりますので、必ず当該検体のみにご使用下さい。 |
| ◆ |
依頼書は数枚複写になっており、一部を検体受領明細書に代えさせて頂きますので、ご了承下さい。 |
| 1.種類 |
|
(1)病理組織検査 |
|
|
1. |
専用依頼書の記入欄には、もれなくご記入下さい。
(特に年齢、臨床診断・臨床所見・採取部位および経過は診断上必要です) |
|
|
2. |
検査材料の個数、容器の数をご記入下さい。 |
|
(2)細胞診検査 |
|
|
1. |
専用依頼書の記入欄には、もれなくご記入下さい。
(特に年齢、臨床診断・所見・経過、婦人科検体の場合は、月経歴、不正出血の有無は診断上必要です) |
|
|
2. |
HPV-DNA同定検査を子宮頸部細胞診(Thinlayer法)と同時に依頼される際は、依頼書のHPV欄にチェックして下さい。 |
|
|
3. |
検査材料保存条件
塗抹標本(コーティング剤処理後):室温保存
サコマノ検体・Thinlayer検体:冷暗所保存
生検体:冷蔵保存
|
|
|
4. |
細菌検査および一般検査とは別にご提出下さい。 |
|
| ■検査結果のご報告 |
| ◆ |
検査結果は、当研究所の所定の報告書にて、営業員が直接お届けいたします。 |
| ◆ |
検体をお預かりした日から、結果を先生のお手元に届けるまでの日数を所要日数として、本文中の各項目ごとの所要日数欄に記載しております。ただし、再検査が必要な場合は、更に若干の日数を要します。 |
| ◆ |
再検査は、当研究所での検査基準に基づき再検査いたします。 |
| ◆ |
緊急報告をご希望の際は、予めご指示下さい。結果判明次第ご報告いたします。 |
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病理組織検査案内
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検査項目 |
検査材料 |
容器 |
検査方法 |
実施料
判断料 |
所要
日数 |
備考 |
病
理
組
織
検
査 |
1臓器 |
15%フォルマリン固定組織
(固定後、常温保存) |
フ
ォ
ル
マ
リ
ン
容
器 |
原則としてヘマトキシリンエオジン染色
必要に応じて特殊染色、免疫染色を行います。
|
880 (病理)
|
3〜8
|
材料は採取後及び切除後直ちに別頁の方法により固定してからご提出下さい
切り出しや再固定、脱灰、脱脂及び特殊染色、免疫染色等を必要とする場合、さらに所要日数を要することがありますので、ご了承下さい。 |
| 2臓器 |
1760 (病理)
|
| 3臓器以上 |
2640 (病理)
|
内視鏡下
生検 |
1臓器 |
880 (病理)
|
| 2臓器 |
1760 (病理)
|
| 3臓器以上 |
2640 (病理)
|
| 免疫組織化学検査 |
パラフィンブロック |
免疫組織化学染色 |
400
加算
(病理) |
5〜15 |
下記参照 |
15%フォルマリン固定組織
(固定後、常温保存) |
エストロゲン・レセプター
(ER) |
パラフィンブロック |
免疫組織化学染色 |
720
(病理) |
5〜14 |
15%フォルマリン固定組織
(固定後、常温保存) |
プロゲステロン・レセプター
(PgR) |
パラフィンブロック |
免疫組織化学染色 |
690
(病理) |
5〜14 |
15%フォルマリン固定組織
(固定後、常温保存) |
| HER2/neu(IHC法) |
パラフィンブロック |
免疫組織化学染色 |
690
(病理) |
13〜16 |
15%フォルマリン固定組織
(固定後、常温保存) |
| HER2/neu(FISH法) |
パラフィンブロック |
蛍光 in situ
ハイブリダイゼーション法 |
2500
(病理) |
13〜16 |
15%フォルマリン固定組織
(固定後、常温保存) |
| EGFRタンパク |
パラフィンブロック |
免疫組織化学染色 |
690
(病理) |
13〜16 |
15%フォルマリン固定組織
(固定後、常温保存) |
| EGFR遺伝子変異解析 |
15%フォルマリン固定組織
(固定後48時間以内、常温保存) |
PNA-LNA PCR
Clamp法 |
2000
(尿・便) |
7〜10 |
注1,2,3 |
| K-ras遺伝子変異解析 |
15%フォルマリン固定組織
(固定後48時間以内、常温保存) |
ダイレクト
シークエンス法 |
2000
(尿・便) |
6〜12 |
注1,2,3,4 |
| 標本作製 |
15%フォルマリン固定組織
(固定後、常温保存) |
原則としてヘマトキシリンエオジン染色 |
|
|
材料は採取後及び切除後直ちに別頁の方法により固定してからご提出下さい。
ご要望に応じ特殊染色も行います。
未染色標本作製やパラフィンブロック作製のみも行います。 |
| 注1: |
病理組織標本にて悪性細胞が認められていることを確認の上、ご提出下さい。 |
| 注2: |
正常組織の比率が大きい場合は、遺伝子変異の検出ができない可能性があります。 |
| 注3: |
針生検材料、手術材料
上記固定時間を厳守下さい。
EGFR遺伝子変異解析は腫瘍部から採取された材料より、薄切標本が10枚必要です。またk-ras遺伝子変異解析は5μmで5枚必要ですので対応できる大きさでご提出下さい。
病理組織検査にご提出される材料の主腫瘍部から遺伝子変異解析材料として一部を先に切り出して頂き、上記固定時間が厳守できるようご提出下さい。 |
| 注4: |
薄切りスライドにてご提出の際は、腫瘍部分をマーキングしたHE染色標本が必要となります。 |
■病理組織固定(フォルマリン固定)について
| |
1. |
検体は採取後、速やかに固定して下さい。 |
| |
2. |
検体は約50〜100倍量の15%フォルマリン液を使用し、検体を十分に浸し固定して下さい。 |
| |
3. |
広口ビンを用いて固定して下さい。 |
| |
4. |
大きい手術材料は、できるだけ提出医師の方で切り出しを行ない提出して下さい。
手術材料は、形態をそこなわない程度に切開し、固定液が充分に浸透する様に浸漬して下さい。
| ○ |
胃・腸管は切開後、粘膜面を上に、板に広げて固定して下さい。 |
| ○ |
子宮は、前面よりY字型に切開して固定して下さい。 |
| ○ |
肺は、割面にガーゼを挟み、表面にも厚めのガーゼを掛けて固定して下さい。 |
| ○ |
リンパ節は、切除時に郭清し、部位番号あるいは部位名を明記し、別々の広口ビンにて固定して下さい。 |
|
■ご提出について
| |
1. |
検体は、本案内をご参照の上、ご提出下さい。 |
| |
2. |
検体容器は、広口の容器で密栓ができ、液漏れのないもの(スクリューキャップ式)をご使用下さい。 |
| |
3. |
大きい手術材料は、固定後濡れたガーゼで被いヒストパックに入れてご提出下さい。 |
■HER2/neu、ER、PgR、EGFRおよびK-rasの取り扱い上の注意
| |
1. |
新鮮組織を用い、15%フォルマリン液にて24時間固定後、速やかにご提出下さい。 |
| |
2. |
以下の条件では、HER2、ER、PgR、EGFR、K-rasの抗原性等の変化により、適正な検査結果が得られない場合がありますので避けて下さい。 |
| |
|
| ○ |
アセトン系、アルコール系固定液を使用した検体。 |
| ○ |
固定時間が48時間を超える検体。 |
|
| |
3. |
フォルマリン固定組織にてご提出の場合、原則としてまず病理診断(病理組織検査)を実施します。病理診断不要でHER2/neu、ER、PgR、EGFR、K-ras検査のみをご希望の場合は、依頼時にその旨ご指示下さい。
なお、この場合はパラフィンブロック作製費用は別途ご請求させていただきます。
|
■検査実施料の算定例(平成22年4月)
| 臓器数 |
実施料 |
算定例 |
| 1臓器 |
880点 |
胃生検、十二指腸生検、食道生検、肺生検、肝生検、腎生検、胆のう、虫垂、乳腺腫瘍、
前立腺、子宮頸部生検、子宮内容物、気管支+肺、上行結腸+横行結腸+下行結腸、
子宮体部+子宮頸部、胃+十二指腸、小腸、直腸 |
| 2臓器 |
1760点 |
食道生検+胃生検、胆のう生検+虫垂、卵巣+輸卵管、腎+尿管、
子宮筋腫(子宮+卵巣)、睾丸+副睾丸、胃癌(胃+所属リンパ節)、
乳癌(乳腺+所属リンパ節) |
| 3臓器以上 |
2640点 |
回盲部腫瘍(大腸+小腸+虫垂+所属リンパ節) |
| ※ |
リンパ節については、所属リンパ節ごとに1臓器として算定します。
但し、複数の所属リンパ節が1臓器について存在する場合は、当該複数の所属リンパ節を1臓器として数えるものとします。 |
| ※ |
大腸生検については下図の肉眼的所見欄の大腸図の太線による臓器算定区分があり、3臓器を限度に臓器加算できます。 |
| ※ |
病理組織学的検査にあたって、免疫抗体法を用いた検査を行った場合は、方法(蛍光抗体法、酵素抗体法)、試薬の種類にかかわらず所定点数に400点を加算することができます。
但し、1臓器につき1回のみの算定となります。 |
| ※ |
確定診断の為に4種類以上の抗体を用いた免疫染色が必要な患者に対して、免疫抗体法を実施した場合には、所定点数に1600点を加算することができます。(悪性リンパ腫・悪性中皮腫・消化管間質腫瘍(GIST)・慢性腎炎・内分泌腫瘍・軟部腫瘍が疑われる症例に限る) |
| ※ |
尿・糞便検査判断料‥‥‥34点 |
|
病理学的検査判断料‥‥‥150点 |
|
検体検査判断料は、該当する検体検査の種類・回数にかかわらず、各々月1回に限り算定する。
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細胞診検査案内
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| 注1: |
HPV-DNA同定検査は、子宮頸部細胞診Thinlayer法との同時依頼または追加依頼(2週間後まで)の際に受託いたします。 |
|
HPVとして16,18,31,33,35,39,45,51,52,56,58,59および68型の「中〜高リスク型」HPVを検出します。(型別判定はできません)
HPV-DNA同定検査については、別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生局長等に届け出た保健医療機関において、細胞診によりベセスダ分類がASC-USと判定された患者に対して行った場合に限り算定できます。 |
| 注2: |
細胞診検査にて悪性細胞が認められていることを前提といたしますので、細胞診検査で悪性が認められた場合の同時依頼のみ受託いたします。 |
|
■検査材料の提出方法
| |
細胞診検査では、生材料のご依頼は検査精度の低下につながりますので、極力標本を作製し所定の処理をしてご提出下さい。 |
| |
標本作製ができない場合は、材料を冷蔵保存でご提出下さい。Thinlayer法および蓄痰細胞診の場合は専用容器でご提出下さい。 |
| |
★1 |
<婦人科> |
| |
|
婦人科材料などは、スライドグラスに塗抹後、直ちに95%エタノール液に30分以上浸し、乾燥させずにコーティング剤で再固定した上、ご提出下さい。
Thinlayer法では採取器具を固定液の中ですすぐか、採取器具の先端を固定液の中に入れ、キャップを閉めてご提出下さい。
|
| |
★2 |
<呼吸器> |
| |
|
喀痰の採取は早朝痰が適しています。喀痰は小豆大をスライドグラスに載せ、すり合わせ法により塗抹。気管支洗浄液は遠心し、沈渣をスライドグラスに載せ、すり合わせ法により塗抹。
両者共に塗抹後、直ちに95%エタノール液に30分以上浸し、乾燥させずにコーティング剤で再固定した上、ご提出下さい。
気管支擦過検体はスライドグラスに塗抹後、乾燥しないように直ちに95%エタノール液に30分以上浸し、乾燥させずにコーティング剤で再固定した上、ご提出下さい。
|
| |
★3 |
<泌尿器、体腔液等> |
| |
|
液状検体の場合は採取後、直ちに1500回転、5分間遠心し、沈渣をスライドグラスに塗抹後95%エタノール液に30分以上浸し、乾燥させずにコーティング剤で再固定した上、ご提出下さい。又、体腔液等の場合は塗抹乾燥後メタノールで5分間以上固定し、その後乾燥させた標本(ギムザ染色用)も、ご提出下さい。
胸水、腹水、心のう液は、3.8%クエン酸ナトリウムを検体9に対し1の割合で採取時に混和し、フィブリン析出を避けて下さい。
|
| |
★4 |
<その他> |
| |
|
検体は採取後、直ちに1500回転、5分間遠心し、沈渣をスライドグラスに塗抹後、乾燥させずにコーティング剤で固定し、ご提出下さい。
又、塗抹乾燥後メタノールで5分間以上固定し、その後乾燥させた標本(ギムザ染色用)も、ご提出下さい。
髄液は1000回転以下、5分間で遠心して下さい。 |
■塗抹標本の作製について
| |
● |
ギムザ染色用標本は薄めに塗抹後、冷風乾燥して下さい。 |
| |
● |
綿棒を用いる場合 |
| |
|
スライドグラスの上に転がすように指先で綿棒を回転させ塗抹して下さい。 |
| |
● |
沈渣の場合 |
| |
|
沈渣が多い場合、沈渣の上層部を採取し、その1滴をスライドグラスにのせ、薄めに塗抹して下さい。 |
| |
|
沈渣が少ない場合、沈渣を混和後、その1滴をスライドグラスにのせ塗抹して下さい。 |
| |
● |
コーティング固定剤 |
| |
|
○サイト・セッター |
| |
|
○サイト・フィクサー 等 |
| |
● |
乾燥した標本は、診断が困難になりますので、極力乾燥を避けて下さい。 |
| |
● |
95%エチルアルコールでの固定は、検査材料ごとに固定液を使い分けて下さい。 |
| |
|
特に液状検体はコンタミネーションのおそれがあります。 |
| |
● |
95%エチルアルコールはその都度新調して下さい。 |
■標本保管及び貸出しについて
保管期間:ClassI・IIの診断標本は、5年間保管後処分し、ClassIII以上のものは30年間保管します。
貸出し:ご要望に応じて行いますので、営業担当者までお申出下さい。当方所定の貸出し依頼書と標本を送付致します。
|
■判定基準
病理
| Group X: |
生検組織診断ができない不適材料 |
| Group 1: |
正常組織および非腫瘍性病変 |
| Group 2: |
腫瘍性(腺腫または癌)か非腫瘍性か判断の困難な病変 |
| Group 3: |
腺腫 |
| Group 4: |
腫瘍と判定される病変のうち、癌が疑われる病変 |
| Group 5: |
癌 |
| 癌取扱い規約等に準じ、ご報告致します。 |
細胞診
クラス判定
ベセスダシステム判定

ABC判定

|
■参考文献
| 病理・細胞診検査 |
| ○ |
向井清,真鍋俊明,深山正久:外科病理学 第IV版,文光堂,東京,2006. |
| ○ |
三浦妙太:病理組織細胞診染色法カラー図鑑,近代出版,東京,1999. |
| ○ |
癌取り扱い規約(各臓器):金原出版. |
| ○ |
WHOによる各臓器の腫瘍の組織学的分類:医歯薬出版. |
| ○ |
新津洋司郎,横田淳:がん遺伝子/がん抑制遺伝子,南江堂,東京,1999. |
| ○ |
西 国広:〜基礎から学ぶ〜細胞診のすすめ方,近代出版,東京,2001. |
| ○ |
柏村正道:婦人科細胞診の実際,永井書店,大阪,1998. |
| ○ |
矢谷隆一:細胞診を学ぶ人のために,医学書院,東京,2005. |
| ○ |
土屋眞一:乳腺細胞診カラーアトラス,医療科学社,東京,2007. |
| ○ |
平井康夫:ベセスダシステム2001アトラス,シュプリンガー・ジャパン,東京,2007. |
|