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梅雨時期の風呂場や台所のカビ対策は、どうしたらよいでしょうか?
 日本の夏は気温、湿度ともに高く、食中毒菌やカビにとって繁殖しやすく、風呂場、台所、流しの下、棚の裏、まな板、ふきんなど、油断をするとすぐカビが生えてきます。カビが生えてしまったら、市販のカビ落しの薬剤を使ったりと、何かと大変。

 大切なのは、それらにカビを生やさないこと。まずはカビが大好きな「温度・湿度・栄養・空気」の4つの条件をできるだけなくし、生やさないための工夫をしましょう。

 カビは石けんカスなどの汚れが大好き。入浴後は、床、壁など水洗いし、ドアを開放して、風が通るようにします。カビは湿度43%以下を3時間以上キープすれば、繁殖しません。そのため、風呂場の床は、使用していない夜間に乾燥するよう心がけることです。特に、風呂場はカビが生えやすいので、換気扇をつけて、タイマー付き扇風機を数時間かけておくのもいいでしょう。

 翌日、風呂水を使用する場合は、風呂桶にきっちり蓋をして、湿度が高くならないようにします。

 また、台所仕事が終わった後は、よく水を切ることが大切です。まな板は立てかけて、水切りをよくします。タワシ、スポンジもよく水が切れるように、吊るして下さい。ふきんは良く洗って乾燥させ、出来れば日光消毒を!これらはひとつのものを使うのではなく、スペアを用意しておくのが大切。生乾きでは絶対に使いません。ヌルヌルして細菌がウヨウヨのふきんやスポンジは衛生上、よくありません。



こらぼ2005年夏号より抜粋