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RLPコレステロールはどんな時に検査する?

RLPはレムナント様リポ蛋白の略で、レムナントとは「残り物」を意味し、VLDLやカイロミクロン(CM)などのリポ蛋白がリポ蛋白リパーゼによって分解されて生じる中間代謝産物の総称です。

レムナントリポ蛋白は健康な人ではすぐに代謝され肝臓に取り込まれますが、メタボリックシンドロームの人では血中に長時間停滞しています。動脈に侵入して脂質蓄積を起こすとされ、特に食後高脂血症の原因ともいわれています。

悪玉コレステロール(LDL-C)が活性酸素などで酸化変性してからマクロファージに取り込まれ、マクロファージを泡沫化させて動脈硬化を進展させるのに対して、レムナントリポ蛋白は変性を受けなくてもそのままマクロファージに取り込まれ、直接的に動脈硬化を発症・進展させます。よって、レムナントリポ蛋白は動脈硬化を引き起こす危険因子として最近注目を集めています。

コレステロールとともに中性脂肪(TG)を多く含むのが特徴で、特に高TG血症を伴う高脂血症、糖尿病、肥満でレムナントリポ蛋白が増加するといわれています。レムナントリポ蛋白に含まれるコレステロール濃度を測定する RLPコレステロール検査はレムナントリポ蛋白のおおよその量を知ることができ、動脈硬化性疾患やメタボリックシンドロームなどの診断に有用です。 また、高脂血症でTG値が高い場合は、RLPコレステロール値を参考に治療薬剤が選択されます。3ヵ月に1回の測定が保険適用になっています。

ところで、RLPコレステロールは外因性レムナント(CMレムナント)を含むため、空腹時と食後の値に大きな差があります。健常者の血中RLPコレステロール値は食後3〜4時間でピークになり、冠動脈疾患群ではピーク時がさらに遅れ、かつ継続します。検査結果を評価する際には注意が必要です。