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ビタミンCをどの位服用すると尿検査に影響がでますか?
ビタミンCはアスコルビン酸とも呼ばれ、多くの食品に含まれるほか、食品添加物、サプリメント、治療薬剤としても広く用いられています。また、最近ではビタミンCを多く含む清涼飲料水が多数市販されています。

ビタミンCを摂取すると、尿中への排泄は摂取後2時間位から起こり、3〜4時間後で最大となります。

ビタミンCには強い還元作用があるため、尿試験紙の中の酸化反応によって発色する ブドウ糖、潜血、ビリルビン、亜硝酸塩はその作用が弱められ、偽陰性になることがあります。

ビタミンCの排泄量で見た場合、ブドウ糖と潜血試験紙では50〜75mg/dL以上でないと影響しないように改良されていますが、ビリルビンと亜硝酸塩試験紙は20〜25
mg/dL以上で影響を受けます。

ビタミンCを1000mg経口投与した場合には100mg/dL以上排泄されることもあり、24時間後でも排泄されます。サプリメントや薬剤などで多量に続けて摂取している場合には、尿中に高濃度のアスコルビン酸が常に存在していることになります。

よって、通常のジュースや果物の飲食による影響はありませんが、ビタミンCを服用している場合、尿検査の前は2〜3日中止します。

尚、尿沈渣により赤血球や白血球を観る場合は影響ありません。尿糖定量検査では50 mg/dLまで影響を受けません。



図.ビタミンC1000mg経口投与後の尿中への排泄量の変化

〔参考〕 岡村正人:臨床病理 特集 100、1993