CRCグループTOP > シー・アール・シー > よくある検査のご質問 >
出血時間・凝固時間に替わる検査は何?
出血時間は皮膚から出血した時、自然に止血するまでの時間を測る検査で、血小板数と血小板および毛細血管の機能を反映します。

一方、凝固時間は静脈血を採取し、その採血時から血液の流動性が消失する(血が固まる)までの時間を測定する検査で、内因系凝固因子の総合活性を反映します。

どちらも古典的検査法で、血小板数やPT、APTTが簡単に測定できるようになる以前に外科手術前の出血傾向の検査として用いられていました。

出血傾向とは、通常ではみられない出血が生じた場合をさし、手術や抜歯などの負荷がかかると出血傾向は増悪し、出血多量となり、止血が困難となります。出血傾向には血小板減少、血小板機能異常、凝固因子の低下、線溶系の亢進、血管壁の脆弱性が関与します。

よって、出血傾向のスクリーニングとしては血小板数、PT、APTT、フィブリノーゲン、FDPが必要です。

通常、術前スクリーニング検査では血小板数(末梢血一般)と凝固検査のPT、APTTを測定し、検査で異常値を認めた場合、フィブリノーゲンや各凝固因子、抗体の検索を行います。

FDPは線溶の異常亢進による出血の場合で極めて稀なため、スクリーニングというよりも経過観察や予後に関わる検査として測定されます。