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プール熱の検査は?

初夏から流行するウイルス性の病気を一般的に「夏かぜ」といいます。

夏かぜの代表的な疾患は、咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナで、6月末〜
8月にかけて流行し、主に乳幼児〜小児に多く発病します。

このうち、咽頭結膜熱はプールを介して流行することが多いことから、「プール熱」とも呼ばれています。また結膜炎を引き起こし、「はやり目」と呼ばれることもあります。

原因は、主にアデノウイルスと呼ばれるウイルスです。多くはアデノウイルス3、4、
7型で引き起こされ、7型の場合は重症化することもあります。逆に、これらのアデノウイルスに感染してもかならずしも咽頭結膜熱の症状が現れるとは限りません。

アデノウイルスは接触感染によって人の体に寄生し、のどの痛み、結膜炎、高熱を発します。感染から発症までの潜伏期間は約5〜6日といわれます。通常は6月ごろから増加しはじめ、7〜8月に患者数のピークを迎えます。

検査はペア血清によるアデノウイルス抗体検査や結膜、咽頭拭い液によるアデ
ノウイルス抗原検査で確認します。

夏かぜの原因ウイルスは冬のウイルスと違い、腸にも増殖するため、のどや鼻の分泌物以外の糞便からも感染します。夏かぜの感染を予防するには、日頃からの手洗いとうがいがポイントとなります。


表.主な「夏カゼ」
 疾患名 咽頭結膜熱(プール熱) 手足口病 ヘルパンギーナ
症状 急性結膜炎
発熱(39度程度)
咽頭炎
手のひらや足の裏、口の中に水泡発疹 急な発熱(38〜39度)
咽頭痛
口の中に水疱性口内炎
原因ウイルス アデノウイルス
3型、4型、7型
コクサッキーウイルス
A群16型
エンテロウイルス
71型
コクサッキーウイルス
A群4型、6型、10型
コクサッキーウイルスB群
潜伏期間 5〜6日 3〜6日 2〜4日

〔参考〕 感染症の話、国立感染症研究所 感染症情報センター、2003