CRCグループTOP > シー・アール・シー > よくある検査のご質問 >
帯状疱疹を診断するときの検査は?

帯状疱疹は水ぼうそうと同じ水痘・帯状ヘルペスウイルスによって起こる病気です。

一度、水ぼうそうに罹るとウイルスに対する抗体が作られ、その後は一生感染しません。ところが、そのときのウイルスは死んでしまったのでなく、神経の根元にある神経節という部分に生き残っています。

ウイルスが潜伏していても症状はありませんが、免疫力を低下させるような病気、疲労、外傷、老化あるいは体の免疫力を低下させるような薬の投与などによって体の抵抗力が落ちると、再び暴れ出し、神経を伝わって皮膚に到達、帯状疱疹として再発します。

帯状疱疹は特徴的な皮膚症状のため診断がつきますが、確定診断には血清抗体検査を行います。

水痘・帯状ヘルペス抗体検査にはCF法、EIA法によるIgM抗体とIgG抗体があります。通常、初感染である水ぼうそうを疑う場合、IgM抗体またはCF法ペア測定を行います。再活動の帯状疱疹ではIgG抗体ペア測定を行います。

ところで、CF法は短期間で抗体価が消失・低下することから、逆にこの特徴を利用して、帯状疱疹では単独血清で中等度陽性(16倍以上)を確認します。


図.ウイルス感染後の抗体応答パターン
図.ウイルス感染後の抗体応答パターン