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豆乳アレルギーについて教えてください。

 

 花粉症から食物アレルギーを誘発することがあり、花粉-食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome:PFAS)と呼ばれています。
 
 PFASは花粉に対してアレルギー反応を示す患者が花粉と交差性のある成分を含む果物や野菜を食べた直後から1時間以内に口腔内症状〜全身症状を示すようになる一連の症候群のことです。つまり、口腔アレルギー症候群(OAS)の中で感作アレルゲンが花粉の場合をいいます。
 
⇒「口腔アレルギー症候群(OAS)の検査は何をしますか?」参照
 
 よって、アレルギー症状を呈した場合、原因食物の他に可能性のある花粉に対する特異IgE検査を行います。
 
 豆乳アレルギーの多くは、ハンノキ花粉症に合併し、豆乳の摂取で発症するPFASと考えられています。通常は口腔内に限られる軽い症例が多いのですが、豆乳アレルギーは口腔内症状を呈さずアナフィラキシーを起こすこともあります。
 
 豆乳アレルギーが疑われる場合、特異IgE「ハンノキ」およびアレルギーコンポーネント「Gly m 4(大豆由来)」を検査します。
 
※大豆のコンポーネント「Gly m 4」とハンノキ花粉の主要アレルゲン「Aln g 1」、シラカンバ花粉の主要アレルゲン「Bet v 1」は
 いずれもPR-10に属するタンパク。

 
表.花粉との関連が報告されている食物一覧
種類 花粉飛散時期 花粉との関連が報告されている食物
樹 木 スギ 2〜4月(10〜12月) トマト
ヒノキ 3〜5月
ハンノキ 1〜4月 リンゴ、モモ、イチゴ、メロン、スイカ、キウイ、オレンジ、ヤマイモ、マンゴー、アボガド、ヘーゼルナッツ、ニンジン、ジャガイモ、セロリ、トマト、豆乳
シラカンバ 4〜6月(東日本) リンゴ、モモ、洋ナシ、イチゴ、ヘーゼルナッツ、クルミ、アーモンド、ココナッツ、ピーナッツ、セロリ、ニンジン、ジャガイモ、キウイ、オレンジ、メロン、豆乳、マスタード
イネ科 オオアワガエリ 4〜10月 メロン、スイカ、トマト、ジャガイモ、タマネギ、オレンジ、セロリ、キウイ、米、小麦
カモガヤ
雑 草 ブタクサ 7〜10月 メロン、スイカ、ズッキーニ、キュウリ、バナナ
ヨモギ 7〜10月 セロリ、ニンジン、キウイ、ピーナッツ、ジャガイモ、トマト、香辛料(クミン、コリアンダー、フェンネル)

参考
・ALLAZIN Winter、サーモフィッシャー・ダイアグノスティックス株式会社
・食物アレルギー診療ガイドライン2012