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金属アレルギーの検査を教えてください。

皮膚病の中で多い「かぶれ」を接触性皮膚炎といいます。

接触性皮膚炎は刺激性とアレルギー性に大別されます。刺激性は酸やアルカリなど刺激の強い物に触れて起きる場合と刺激が弱い物が何度も同じ場所に触れて起きる場合があります。台所洗剤による手荒れは後者にあたります。アレルギー性は物質(アレルゲン)に一度触れると体がそれに反応し、二度目に同じ物に触れたときに起きます。

アレルギー性接触皮膚炎の患者は、他の人が触れても何ともない特定の物質に触れるたびに皮膚炎を生じてしまいます。原因物質には、金属や漆、銀杏、サクラソウなどの植物、染料・香料などの化粧品、消毒薬、塗り薬、接着剤などがあります。

金属アレルギーとは金属イオンによるアレルギー性接触皮膚炎のことです。金属アレルギーは直接金属によってアレルギーを起こすのではなく、金属が汗や体液に触れてイオン化して溶け出し、皮膚や粘膜の蛋白質と結合してアレルゲンとなることで生じます。つまり、蛋白質が金属イオンと結合し、体が本来持っていない蛋白質へ変化した結果、この蛋白質に対し、免疫細胞が過剰に反応してアレルギーを発症します。

アレルギーには1型〜4型までの4つの型があり、通常アレルギーと呼ばれているのはIgE抗体が関与している1型アレルギーです。アレルギー性接触皮膚炎は4型アレルギーに属し、IgE抗体は関与していません。よって、金属アレルギーは血液検査では特定できず、原因解明にはパッチテストという検査を行います。疑われる物質を付けた絆創膏を背中に貼り、2日後に貼った部分に皮膚炎が再現するかどうかをみて原因物質を特定します。約40種類(金属は17種類)の専用検査薬が販売されています。





 
ニッケル、コバルト、クロム
亜鉛、マンガン、銅
銀、プラチナ、金
チタン
上にいくほど金属アレルギーを起こしやすい