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インスリン抵抗性とは何ですか?
インスリンは膵臓β細胞から分泌されるホルモンで、血中のグルコースを細胞内のエネルギーとして取り入れ、血糖値を下げる作用があります。インスリンの欠乏や分泌不足、作用が低下すると、持続的に血糖値の上昇が起こり糖尿病を発症します。

インスリン抵抗性とは、血中のインスリン濃度に見合ったインスリン作用が得られない状態をいいます。すなわち同じだけ血糖を下げるのに必要なインスリン量が多い場合、インスリン抵抗性が高いと表現します。このインスリン抵抗性は2型糖尿病の重要な病態で、最近の糖尿病増加はインスリン抵抗性を主な原因とする人が増えているためと考えられています。さらに肥満、高血圧症、高脂血症、動脈硬化症の危険因子であることから、治療の重要性が注目されています。

インスリン抵抗性の検査方法にはグルコースクランプ法や経静脈ブドウ糖負荷試験のミニマルモデル解析などがありますが、日常臨床での利用は困難です。

一方、HOMA−Rは早朝空腹時の採血のみで血糖値とインスリン値から推定する最も簡便な方法で、インスリン抵抗性指数と呼ばれます。HOMA−Rは食事運動療法の効果やインスリン抵抗性改善薬の選択に際して参考になります。

弊社では、空腹時血糖とインスリンを同時依頼された場合、自動的に算出して報告しています。