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塩分摂取量を測る検査はありますか?

食塩摂取量が多いと高血圧になりやすいということはよく知られています。

減塩指導は高血圧の予防と治療に重要なため、患者の食塩摂取状況を正確に評価する方法が必要です。

日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン 2009」では一日食塩摂取量評価のガイドラインとして、【1】24時間蓄尿によるナトリウム(Na)排泄量測定と栄養士による秤量あるいは質問調査による方法、【2】随時尿でのNa、クレアチニン(Cre)測定とNa/Cre比により推定する方法、【3】早朝尿(夜間尿)での計算式を内蔵した電子式食塩センサーによる推定方法が提示されています。

摂取した食塩(NaCl)の大部分は余分な塩分として尿や汗に排出されます。多量の汗をかいた場合はかなりの塩分が失われますが、通常は大部分が尿に排出されます。このため24時間尿を集め、その量とNa濃度を測定し、排出した塩分量を求めることができます。

【1】24時間蓄尿は信頼性が高い方法ですが、煩雑なため高血圧専門病院などで行われます。【3】電子式食塩センサーは信頼性はやや劣りますが、患者本人が簡便に測定できる方式として推奨されています。

一般医療施設では【2】随時尿から推定する方法が広く使用されています。Na/Cre比は簡便ですが、信頼性はやや劣るため、実際には年齢、体重、身長から24時間尿Cre排泄量推計値と24時間Na排泄量を計算式で求め、さらに一日摂取食塩量を計算で求める方法が使われています。

弊社では随時尿、24時間蓄尿のいずれからも摂取食塩量を求めて報告していますので、ご利用ください。



〔参考〕
日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2009」食塩摂取量評価のガイドライン