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超悪玉コレステロールって何ですか?検査項目を教えて下さい。

HDLは血管壁に付着したコレステロールを引き剥がして肝臓へ運ぶことから、動脈硬化の防止につながる「善玉」と呼ばれています。逆に、LDLは肝臓で作られた
コレステロールを全身へ運ぶことから、動脈硬化を促進する「悪玉」と呼ばれています。

LDLの中でも小型で比重の高いLDLは、small denseLDLと呼ばれ、酸化されやすく、動脈壁内に透過しやすいため、正常サイズのLDLよりも強力に動脈硬化を引き起こすことが分かっています。このため小型LDLを「超悪玉」と呼んでいます。

LDLが小型化しやすく超悪玉コレステロールが多い人は、中性脂肪値が高い人やインスリンが分泌されていても効きが悪く血糖値が高い人、血圧が高い人、内臓脂肪型肥満の人、つまり生活習慣病を持っている人です。

LDLが小型化しているかどうかを調べる検査には「小粒子LDLプロファイル」という特殊な検査がありますが、高価で保険適用されていません。そこで、通常はLDLサイズを推定できる「リポ蛋白分画精密測定」が用いられています。



図.各種高脂血症の動脈硬化の危険性


〔参考〕 平野 勉、他:Small dense LDL.最新医学 56、2001